【コラム】健康診断の結果をもとにした生活習慣病の予防方法
毎年受ける健康診断は、受診したら終わりではありません。
健康診断の目的は、ご自身の身体の状態を把握し、結果をもとに生活習慣病の予防や病気の早期発見・早期治療につなげることにあります。
大きな病気がなかった場合でも、結果をしっかりと見直して⽣活習慣を振り返り、改善するべき点はきちんと改善に取り組んでいくようにしましょう。
今回は健康診断でよくある「引っかかるポイント」をいくつか紹介していきます。
改善策も併せて提案しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
肥満を指摘された場合の改善ポイント
食の欧米化によって日本の食事は多様になった一方、現代人にとって肥満は深刻な問題として取り上げられるようになりました。
肥満であればあるほど、生活習慣病のリスクは高まっていきます。
もし健康診断で肥満の指摘を受けた場合には、減量に取り組むことが大切です。
食生活を見直したり、適度な運動の習慣を作ったりしながら、健康的に肥満を解消しましょう。
▼肥満を防ぐための改善ポイント
・大食いや早食いは太りやすい体を作ってしまうため、注意しましょう。
・バランスの良い朝食を意識して、その分夜食は控えめに済ませましょう。
・お酒を飲む習慣がある方は、アルコールを摂りすぎないように注意しましょう。
・ウォーキングや体操など、簡単な運動を習慣化させていきましょう。
高血圧で引っかかった場合の改善ポイント
高血圧の指摘を受けた場合は、まず日常生活の見直しと改善が大切です。
高血圧の方は、とくに塩分を摂りすぎている傾向にあります。
また、運動不足な方も多いため、まずはバランスの取れた食事と適度な運動習慣をつけることからスタートしましょう。
高血圧は、知らず知らずのうちに身体に大きな負担がかかる可能性があります。
必ず医師の指示に従いながら、健康的な改善に取り組んでいきましょう。
コレステロールが異常値になっていた場合の改善ポイント
コレステロールには、血管壁にたまって動脈硬化を促進する悪玉(LDLコレステロール)と、悪玉を血管壁から肝臓へ運び去る善玉(HDLコレステロール)があります。
健康状態を管理するためには、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らすことが大切です。
▼善玉を増やし、悪玉を減らす食生活改善
・肥満は善玉コレステロールを減らすため、減量を心がけましょう。
・青背の魚を積極的に摂取して、必要な栄養素を取り入れましょう。
・鶏卵や魚の卵(タラコ、スジコなど)を控えめにしましょう。
中性脂肪が高かった場合の改善ポイント
中性脂肪が高かった方は、炭水化物やアルコールを控えめにすることから始めましょう。
また、食事の時間にも気をつけ、特に夜遅くの夕飯や間食、深酒はNGです。
中性脂肪で指摘を受ける方の中には外食しがちになっているという方も多くいらっしゃいます。
外食をする際にも、なるべく脂ものを避ける工夫をすると良いでしょう。
そのほか、適度な運動で体重の管理をすることも大切です。
中性脂肪に関わらず、運動不足と食生活の乱れは、生活習慣病に直結します。
指摘された点をきちんと理解して、生活を見直すようにしましょう。
血糖値が高かった場合の改善ポイント
糖尿病と診断された場合も、まずは食事療法と運動療法が大切です。
必ず医師のアドバイスを受けて、適切な治療を行っていきましょう。
糖尿病は自覚症状が出にくい病気ですが、進行すると合併症のリスクが高くなってしまいます。
とくに動脈硬化による血管合併症は、心不全や腎不全、脳梗塞、失明といった重大な問題を引き起こします。
糖尿病の悪化は命にかかわるケースも多いため、長期的な治療が必要不可欠となるのです。