肝硬変

肝硬変は、肝臓に炎症が繰り返し起こることで、その修復の過程でできたタンパク質が肝臓全体に広がり、正常な働きが妨げられている状態です。長期間にわたる炎症が主な原因とされています。脂肪肝や肝硬変が進行すると肝硬変となる可能性があります。入院を要する重篤なケースを除いて、当院でも診療対応が可能です。
脂肪肝

脂肪肝は、肝臓に中性脂肪がたまって、いわゆるフォアグラのような状態になっていることを指します。
本来、肝臓は脂肪を作って肝細胞に蓄え、必要に応じてエネルギーとして使いますが、摂取エネルギーが消費を上回ると、余分な脂肪がどんどん蓄積されてしまいます。
肝臓がん

肝臓がんは、肝臓の細胞そのものががん化したものを「肝細胞がん」と呼びます。
ほかの臓器から転移してくるケースもありますが、日本では、がんによる死亡原因の中でも上位に位置しています。肝臓がんは、脂肪肝・肝硬変・肝炎などをきっかけに発症することが多いため、これらの疾患を早期に見つけ、適切に治療することが大切です。
肝炎

肝炎とは、肝臓に炎症が起こり、肝細胞が壊れていく病気です。日本では、肝炎の原因のおよそ80%がウイルスによるもので、ウイルス性肝炎にはA・B・C・D・E型の5種類があり、なかでもB型とC型は慢性化しやすく、血液や体液を通じて感染するため、特に注意が必要です。