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エコー検査とは

エコー検査は、人の耳には聞こえない高い周波数の音波で、はね返ってくる反射波によって病変や臓器を調べる検査です。血液検査だけではわからない臓器の状態を、画像によって知ることができます。
エコー検査でわかること
- 臓器の大きさ
- 臓器の変形の有無
- 腫瘍の有無
- 腫瘍の大きさ
- 腫瘍内部の状態
- など
肝臓のエコー検査
肝臓は、横隔膜のすぐ下で腹部右上にあります。左葉と右葉に分けられます。腹部にある最大の臓器です。そのため、さまざまな角度から観察する必要があります。
主な疾患ごとの画像の特徴は次のとおりです。
肝硬変
表面がでこぼこして慢性肝炎以上にざらざらに見えます。肝臓が変形しているケースもあります。肝硬変が進行すると、肝臓や腸管のまわりなどに腹水を確認することも少なくありません。
脂肪肝
画像が白く映ります。脂肪が多いため超音波は深部まで届かず、正常の肝臓では黒く見える血管が不明瞭なのが特徴です。
肝炎
肝臓の辺縁が丸く、少しざらざらしているように見えます。
肝臓がん
腫瘍の辺縁に黒い縁が見えます。また、白い部分と黒い部分が混在して見えるのが特徴です。
当院の肝臓エコー検査にいらしてほしい方
当院では、以下のような方の検査に対応していす。
- 検診で肝機能異常を指摘されたかた
- 検診で肝腫瘤(肝腫瘍)を指摘された方
- 肝臓病がないかどうか不安な方
重症な場合や精密検査が必要な方には、肝臓病専門医が在籍する高次病院をご紹介いたします。和歌山県立医科大学附属病院・海南医療センター・和歌山労災病院などへのご紹介が可能です。
エコー検査の受け方

エコー検査を受ける前は、食事を取らずにご来院いただきます。たとえば、午前中に検査をする場合は、前日の夜は食べても構いませんが、朝食を抜いてください。飲まなければならない常用薬は服用していただいて大丈夫です。
検査の際は、服をあげてお腹を出す必要があるためまくりやすい服を着用してきてください。お腹にゼリーを塗り、機械をお腹に当てながら検査をします。
検査中は身体の向きを変えたり、息を大きく吸ったり吐いたり止めたりすることをお願いします。医師の指示に従ってスムーズに検査ができるよう、ご協力をお願いいたします。