肝臓内科

健診で「肝臓の数値が高い」と指摘された方へ

日本肝臓学会認定肝臓専門医が診療いたします

和歌山県海南市・しんがきクリニックの肝臓内科では、“日本肝臓学会認定肝臓専門医”である院長が専門性の高い検査・治療を行わせていただきます。
肝臓内科へお越しになる方の多くが、「健康診断で肝臓の数値が高いと指摘された」という方です。
肝臓は“沈黙の臓器”と言われていて、何か問題が生じていてもすぐには症状が現れないことが多く、長年放置していて気づいた時にはすでに進行した後だったということはよくありますので、健診で異常を指摘された場合にはそのままにせずに肝臓専門医のいる当院へお早めにご相談ください。

長年の経験を活かして精度の高いエコー検査を実施

肝臓内科で主に行われる検査として、腹部エコー検査があります。
エコー検査とは、超音波を使って体内をモニター上で画像化し、病気の有無や臓器の異常などを調べる検査で、痛みなどのお体への負担はありません。
肝炎や肝硬変などの肝臓の病気の早期発見に有効なほか、肝臓への脂肪沈着の程度なども調べることができます。

当院の院長は肝臓専門医として、長年エコー検査を実施しており、診査・診断に関して豊富な経験があります。
他の検査では発見が難しく、エコー検査でしか見つけらない病気がありますので、積極的な受診をおすすめいたします。

肝臓病と生活習慣病の関係

生活習慣病の方は肝臓病にも注意しましょう

糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方は、それらの慢性疾患だけでなく肝臓の病気にも注意する必要があります。
生活習慣病の合併症の中で、脂肪肝などの肝臓の病気が最終死因になる方は多くおられます。

ただ、生活習慣病では脳梗塞や心筋梗塞などのセンセーショナルな合併症の方が目につきやすい傾向にあり、これは患者様のみならず医療者側にも言えることで、劇的には変化せず、長い年月をかけて徐々に悪くなっていく肝臓の合併症が注目されるケースは少ないというのが実情です。

なので、専門的に肝臓を診ていないドクターの場合、肝臓で異常が起きていても、他に目に付きやすい病気があるとそちらばかりに注目してしまいがちです。
ですが、肝臓専門医としてこれまで診療し続けてきた経験上、長年糖尿病を患っていて、肝硬変にもなっているという方をみてきています。
そうした方に「今までに肝臓が悪いと指摘されたことはありませんか?」とお聞きしても、「20年以上通院していますが、初めて言われました」とおっしゃることが多いです。

このように生活習慣病をお持ちの方は、何らかの形で肝臓病も患っているケースが多いので、患者様はもちろん、医療者側もそういう意識を持って診療にあたる必要があると考えています。

“隠れ肥満”の方は特にご注意ください

肝臓の病気=アルコールというイメージが強いですが、それだけでなく、肥満にも注意する必要があります。
特に“隠れ肥満”と言って、外見上は太っていなかったり、体重が重くなかったりするものの、体脂肪率が高い方は特にご注意ください。
見た目は太っていなくても、肝臓を診てみたら脂肪肝だったということはよくあります。
こうした場合、やはり背景には生活習慣の乱れがありますので、肥満傾向にある・なしにかかわらず、健康診断などを受診してきちんとチェックするようにしましょう。

肝臓内科で診る主な疾患

肝炎

肝炎とは、肝臓で炎症が起こり、発熱や全身の倦怠感などの症状が現れる病気です。
日本人の肝炎の多くはウイルス性と言われていて、B型肝炎やC型肝炎などがよく知られています。
また過度な飲酒が原因で起こるアルコール性肝炎、過食、運動不足、肥満などの生活習慣を背景に起こる非アルコール性肝炎などがあります。

脂肪肝

中性脂肪が肝臓に蓄積する病気で、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、肥満などの生活習慣が原因で起こります。
アルコールの飲み過ぎも原因の1つですが、日本人の脂肪肝として多いのは、糖尿病やメタボリックシンドローム(メタボ)などによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)です。
重度の場合、放っておくと肝硬変に進行する恐れがあるので注意が必要です。

肝硬変

肝硬変とは、肝細胞が死滅したり、減少したりすることで、徐々に肝臓が硬くなって機能が低下する病気です。
長期にわたる過度な飲酒、B型・C型肝炎ウイルスの感染、慢性肝炎の進行などが原因で起こります。
多くの場合、初期には自覚症状は現れませんが、食欲不振、全身の倦怠感、体重減少などの症状が起こることもあります。
進行すると黄疸が出たり、腹水が溜まったり、意識障害に陥ったりすることもあり、肝臓がんのリスクも高まります。

肝臓がん

肝臓がんとは、肝臓にできる悪性腫瘍です。
肝臓から発生する“原発性肝がん”と、他の臓器から転移してできる“転移性肝がん”に分けられますが、多くは転移性肝がんで原発性肝がんの4~10倍程度と言われています。
初期にはほとんど自覚症状はありませんが、進行すると腹部の張り、痛み、しこり、圧迫感などが現れることがあります。

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